パリまであとなんコギ

交通事故にて頸椎骨折し障害を得たリカンベント乗りが再びパリ・ブレスト・パリを完走するまでの記録(予定)

グランフォンド吉野2017 頸椎損傷者がロングコースにリカンベントで挑む その1

先日グランフォンド吉野走ってきました。
すっかり日記を書くのをサボってしまって、駄目ですね。
どうもここ最近の美ヶ原やらグランフォンド吉野やらの疲れのせいか文章を書く気分にならず、ダラダラと過ごしていました。
文章を書くということは結構頭も使うので疲れてるとだめなんですよね…


ということでグランフォンド吉野のロングコースを走ってきました。
今年は7月2日の夏開催!


ロングコース紹介
https://www.nara-cycling.org/granfondo/course/
https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=42324a0db5c5b3c0f81eda16067475c1


グランフォンド吉野は日本屈指の山岳グランフォンドとして有名で、あの三船雅彦さんに『日本で最も過酷なコース』と言わしめる難易度の高いイベントだ。
・馬鹿みたいな積算高度
・キツイ制限時間
・体力を容赦なく削ってくる夏の日差し


これだけなら良いのだけど、荒れた路面というプラスアルファが難易度をさらに高くしている。
登った後には下りがある。
登りで失ったタイムは下りで取り返す。
グランフォンド吉野ではこれができないのだ。
下りの路面は荒れまくっていて穴は開いてるしグレーチングはひっくり返ってるしこぶし大の石は転がってるし路面に苔は生えてるし…
下りで飛ばそうものなら良くてパンク、悪くて落車の憂き目にあってしまう。
つまり登りを速く走らないといけないのだけど、そんなイベントに登坂に弱いリカンベントで挑んできたのだ。


リカンベントグランフォンド吉野を?あほちゃう?』
と言われそうなのだけど、これでも私は一番難易度の高いスーパーロングコース(SL)をリカンベントで完走しているのだ。

GF吉野2012 リカンベントで山岳グランフォンドSLコースの完走は可能なのか?
http://d.hatena.ne.jp/take3-HBR/20121009/1349788694

ロードでもキツイあのSLをリカンベントで完走しただとぅ??
これは私の自転車人生のなかでの数少ない自慢の一つなのだ。
しかし2012年の強かった私はもういない。事故での頸椎損傷のおかげで今や見る影もなく弱くなってしまっている私。
再びあの頃の強い私を取り戻すべく、再びグランフォンド吉野にチャレンジして完走をしたいのだ。
これは頸椎損傷を克服するための挑戦なのだ!!!!!!!!!!(ドドーン!)


とはいえいきなりSLコースに挑むのは無茶を通り越して無謀だ。
段階を踏んで今年はロング(L)コースにチャレンジすることにした。
ロングコースでもなかなか条件が厳しくて
距離:約158.1km
積算高度:約2,986m
制限時間: 10時間


158.1kmを10時間だからグロス15.8km/hで走らないといけない。
積算高度約2,986mをグロス15.8km/hで?????
15.8km/hというとブルベでの最低ペースよりも速い。
エントリーはしてみたものの、本当に今の私の力で走り切れるのだろうか…心配だ。


今年のコースは反時計回り。
去年からコースが反時計回りの順路になって難易度が上がっているのだ。

今年のコースを逆に回ると時計回りの順路になるのだけど、今までなら序盤に現れるKOM地点の行者還を超えたら後はしばらく下り基調。
その後ちょいちょいと峠を越えて野迫川エイドを超えたらラストまで下り&平坦と失ったタイムを取り戻しやすい。
しかし反時計回りだとご褒美の下り基調が全部登りに変わってしまってご褒美タイムを得ることができない。
しかも関門が85km地点の天川エイドに11:30。スタートが6:30ごろなので約5時間で走り切らないといけない。
これはきつい。
今の私にはキツイ。
果たして走り切れるのか?????????????



朝2時起床。
3時半に毎週末毎週末自転車でつるんで走って濃厚な時間を過ごしているえむきゅうさん。
一緒に過ごす週末はもうかれこれ6週目?7週目?
彼女でもこんなに毎週デートしないぞ…


軽トラに乗ってブイーンと吉野へ。
結構到着が遅くなってしまって受付終了間際になってしまった。

三船さんや笹井さんに見守られ、吹き鳴らされるほら貝の中

6時32分グランフォンド吉野ロングコースをリカンベントで挑むチャンレジスタート!!

(疲れてきたので走行編はまた後日)