パリまであとなんコギ

交通事故にて頸椎骨折し障害を得たリカンベント乗りが再びパリ・ブレスト・パリを完走するまでの記録(予定)

自己肯定感が低く自分が嫌いだった私が自分を好きになれたお話

私は自分のことが嫌いだ。いや、嫌いだった。
自分は無価値で存在する意味の無い、いてもいなくても問題ない存在だと思っていた。
いや、むしろいない方が良いと思っていた。
いつの頃からその思いがあったのかは定かではないが、ずっとそうだった。
己の存在意義が見いだせず、若い頃には生きることをやめてしまおうかとも思っていた。
ずっと、ずっと辛かった。


これはそんな自分嫌いの私がようやく自分のことを認められるようになった方法をご紹介するお話です。
すこし長いですが「自分嫌い」を感じてる方は改善する何かのきっかけになるかもしれませんので、しばしお付き合いください。


自分が嫌い、無価値と考えてしまうのは「自己肯定感が低い」と言われています。
こんな図式が成り立ちます。

 

自分を肯定する感覚が低い = 自分の価値は低い、無い = 存在意義がない = 嫌い


自己肯定感が低くなる理由は様々ですが、子供の頃の経験が原因である場合が多いようです。
私の場合は「親から肯定/褒められることが少なかった」かな?
思い起こせば「xxxしなさんな」という否定の言葉がより記憶に残っています。


自己肯定感の詳細を知りたい方はついてはGoogleで検索してみてください。
こことかちょっと商売っ気はありますが、キレイにまとまってると思います。
自己肯定感とは何か|低い原因と高めるための子供の教育
https://biz-shinri.com/what-is-self-esteem-7635


■自己肯定感が低いと何が起こるか(私の場合)
・人から褒めてもらっても受け取れない
・何をやっても「自分なんか駄目だ」感が付きまとい、満たされ感が無い
・自分で自分を肯定できないから、肯定を他人に求める
・他人に認められたいので人の目を引きやすい行動をとる
・認めれられたい半面嫌われる事に極度の恐怖を感じる
・嫌われないように人の顔色をうかがうようになり自分の意見を言えず人に合わせる、主体性が無い
・問題発生した際にとても内罰的、自分に非があると考える
・思考がネガティブ傾向
・ダメな内面がバレる恐れがあるため人と深く関わりを持つのが怖い


そういえば就職活動の自己PRに「無色透明な人なので誰にでも合わせられます」とか書いてたような気がするな。
今考えると『それってお前さんの主体性が無いってことだよね』って突っ込みどころ満載やん。恥ずかしい…
今はやりのYouTuberの問題行動は承認欲求を満たすためのモノだと思うけど私の「他人に認められたいので人の目を引きやすい行動をとる」と根っこは同じなんだろうね。


「人から褒めてもらっても受け取れない」というのがネックで、私はずっと『人から褒められた事ないよな〜』と思ってたところに
このまとめ記事に遭遇しました。


「自己肯定感がない人を褒めても受け止めてくれないから褒めた側のHPがどんどん減っていく」という話に意見続々
https://togetter.com/li/1110783

あああ!自己肯定感が低いせいで人からの褒め言葉を受け取れていなかったのか!とようやく分かりました。
人から褒められても、自分の中で自分の評価は低いから「おべっか、社交辞令、心にもないこと、誰にでも言ってるんでしょ」って感じで素直に受け取れていませんでした。
せっかく私を褒めてくれたのに、今思うと申し訳ないことをしてしまっていたのね…

確かに
リカンベントでPBP完走したのすごい!」  → 「そんなの誰でもできるから」
「ブログ楽しく読まさせていただいています  → 「はいはい、社交辞令社交辞令」
「竹犬さんすごい仕事できる人ですよね」  → 「嘘ばっかり、陰で何を言ってるかわかんない」
こんな感じで褒めを受け取れずブロックしてたもんね。


■自己肯定感が上がるとどんなに素晴らしいか
で、いま私の自己肯定感はまだ上がりきったわけではないですが、以前よりはかなり上がってきてる。
その効果でいろいろと自分が変わってきていまして。


・褒められるとめっちゃうれしい!
・なんか知らんけど満ち足りてる!
・自分で自分を肯定できてるから、他人の評価あまり気ならなくなった!
・自分のやりたいようにできてるなら人に嫌われてもええわ!


「褒められるとめっちゃうれしい!」ってのがね、もーーーー本当にね。
褒められたらめっちゃうれしいの。
心の奥の方がじんわり暖かくなる感じ。
よくドラマとか漫画で「褒められて思わず顔がにやけてしまった」みたいな表現があるやん?
あれって現実のことだったのね!めっちゃニヤニヤしてしまうもの。
みんなこんなに褒められていい思いしてたのか!ずるい! なんて思ってしまうほど。
すごい!

今までは褒め言葉を跳ね返すアンチ褒めフィールド(AHフィールド)が張られてて一切受け取れなくて、褒められるとかえって卑屈になる感じだった。
それが今やAHフィールドがなくなって100%受け止めることができるようになっててね。
本当に誇張抜きで今までの自己肯定感が低かった時のどんより灰色の人生って何だったの?
上がった今はすべてが輝いていて別世界で人生幸せ!という感じかな?



■どうやって自己肯定感を上げたか? その1褒め


自己肯定感 上げ方


とかでGoogle検索するといろいろ出てくるんだけど


・ありのままの自分を受け入れるようにしましょう
・褒めてもらいましょう

とかいろいろ出てくるんですが


それが! 出来ないから!! 苦しんでるんでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


みたいな感じでなかなか難しい。
このままずっと低い自己肯定感を抱えたまま生きていくんだろうなと思ってた所に2017年の末からなんだか自分に自信がついてきてて褒められると妙にうれしい。
もしかして上がってる????なんで?と思って今までの生活と違うところがあるか振り返ってみたらあった。


「人を褒める機会が増えた」


職場で「褒めて育てましょう」みたいな取り組みを率先してやってましてね、以前は人を褒める事なんて皆無だったのが今は人の何かいい所を見つけたら褒めるようにしてる。
なんというか、最近は条件反射で褒め言葉が出てくるくらいになってる。
いや、でも自己肯定感を癒すのには自分を褒める必要がある。人を褒めて効果があるのか?と。
そんな時にツイッターでこんな言葉に出会った。


「人を褒めるということは脳内で自分も褒めてるんだよ」


はぁ?どいう事?
いつものごとくGoogle先生に教えてもらった。
https://www.ricepier.jp/2015/06/12/%E8%84%B3%E3%81%AF%E4%B8%BB%E8%AA%9E%E3%81%8C%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84-%E8%84%B3%E7%A7%91%E5%AD%A6/


はぁはぁなるほど。
感情を司る「古い脳」のほうは主語を認識できず、新しい脳から送られてくる情報をすべて鵜呑みにしてしまうと。


つまり
「xxさん、さっきの処理すごい良かったよ流石やね!」
「〇〇さん、その視点は気が付かなかったわ。目の付け所が鋭いね、素晴らしい。」
「△△さん、かわいいね」


とかこんな褒め言葉が、全部自分あての褒め言葉として脳内で処理されてると。


「さっきの処理すごい良かったよ流石やね!」
「その視点は気が付かなかったわ。目の付け所が鋭いね、素晴らしい。」
「かわいいね」


もともと自己肯定感が低いので褒め言葉をブロックするAHフィールドが張られているのだけど、それは「自分が褒められた」ときに発動するもの。
人を褒めるときにはAHフィールドが発動しておらず、脳にするりと入ってきて古い脳では自分が褒められたとして処理される。
無意識に褒め言葉が脳に降りかかってくる。
これって素晴らしいことですやん?
しかも「人を褒める」という行為は「自分が褒められる」回数より断然多いし、意識次第で褒める回数はどんどん増やすことができる。
人を褒めれば褒めるほど自分が褒められることになる、AHフィールドの邪魔なしにだ。
これってめっちゃ素晴らしいことではない?


褒められた人はうれしいし、褒めた人への信頼感もアップする。
褒めた人は脳内では自分が褒められたと処理されてうれしみがわく。
褒められる側褒める側どちらもWin-Winだ。
お金もかからないし「褒める」という行為をするだけ。


私は最初は確かに人を褒めるという行為が恥ずかしいし、慣れなかったのでぎこちなかったですが、だんだん慣れてきて恥ずかしさも無くなってきてるしね。
私は2017年5月ごろから褒め頻度を増やして2017年12月には肯定感が上がってきてるので、大体半年くらいで効果が出てきたのかな?



■どうやって自己肯定感を上げたか? その2感謝
昨年、親しくさせていただいていた友人との縁が切れてしまう出来事がありました。
友人がしてくれたことや一緒に遊んで楽しかったことなど、それらがもう二度とないのかととても悲しい気持ちになりました。
「一期一会」という言葉があるようにその機会は二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いであるということに今更気づかされました。
ですのでそれ以来「うれしい、楽しい、大好き」などのポジティブな感情は極力感謝を添えて口に出すようにしています。


「この映画めっちゃ良かった、よい映画を上映してくれてありがとう!」
「一緒に遊んでいるととても楽しいです、ありがとう」
「いつも助けられています、ありがとう」


人への感謝は褒めることに通じるところもあり、「誰かが私のためにしてくれた嬉しいこと」をキチンを口に出してお礼を言うのは良いことなんだろうね。






以上、私の体験談です。
自己肯定感が低くて苦しい、満たされない思いをしている方は「いっぱい人を褒める」「感謝を口に出す」を試してみてください。
人それぞれ原因は千差万別でこれら2つで良くなる保証はないですが、人を褒める感謝するという行為は自分の周囲の人を幸せにし、自分も幸せになれる行為の一つだと思います。
「褒める」「感謝」することはお金もかからなくて、自身の心持一つでできる事なので自己肯定感云々抜きでも是非日常に取り込んでいただけますと幸いです。



私は今、このいまだかつて経験したことのないような満たされ感に包まれてとても幸せです。

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脳は主語を理解できない。
という事は悪口、批判、不満、誹謗中傷などなどのネガティブな言葉。
これって他を攻撃してる、自分のうっ憤を晴らしてるようにみえて全部自分にも跳ね返ってきてるわけなんですね。
「人を呪わば穴二つ」とは昔の人はよく言ったもんだ。
言霊は存在しますよね。


なので私もなるべくネガティブな言葉は発したりSNSに書いたりしないように心掛けてるつもりですが、難しいもんですね。

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