パリまであとなんコギ

交通事故にて頸椎骨折し障害を得たリカンベント乗りが再びパリ・ブレスト・パリを完走するまでの記録(予定)

2012-13 関西シクロ 第4戦 由良川 3年目のはじめて

由良川は私が始めて参加したシクロクロスのレース会場。
昨年は参加できなかったけど、3年目の今回は出走することができた。
果たして、この2年できちんと成長を遂げているのか?


しかし、由良川の最寄り駅の福知山駅は遠い。大阪からだと始発で出発しても8時20分くらいの到着で、朝の試走には間に合わない。
前日試走はブルベ仲間との忘年会があってできないので、今回は昼の試走のみで挑むことに。
シクロクロスで高い順位を望むのであれば試走は本当に重要で、コースの把握はもちろんどのコーナーでどのラインをとるのか、どこで乗車してどこで降りるのか?などなど戦略を組み立てることが重要なのだ。
昼も試走時間があるのだけど、11:55〜12:05の10分間となんせ時間が短い。これじゃぁ1周するのがやっとで不十分なんだよね。


そんな状態でやってきました、由良川ステージ。
前日の雨により路面はウェットの泥コンディションの重馬場です。

ざっと走ってみたがステップ手前の下段がかなりヌタヌタの泥んこ。土手の上りは乗車できず押し必須、奥の180度コーナーとかがあるエリアも泥がひどい。
しかし、基本的に平坦なコースなので私の脚には相性がよくてコーナーの捌き方でライバルに差をつけたい感じ。


前回のマキノで9位に入れたので、今回はシード権が利用できるので最前列のスタート位置。
最前列ならば序盤の団子を回避して前に出やすいのでかなり有利になるのだよね。
日の勢いが緩み夕方がやってくる気配のなか、スタート。
1つ目のコーナーに入るまでは鬼ダッシュして、先頭にくらいつく。
コーナおよび平坦で少ずつ前走る選手を追い抜く。
あれ?なんかすっごいいい感じじゃね?
気がつくと2周目で8位くらい。
おわー、今回もシングルいけるかも?
3周目に入り前2人を抜き去り5位に。
マジか!マジか!マジで5位!今までで最高位じゃね?
と喜んでいるが、すぐ後ろに後続選手の集団にぴったりとつけられている。ひとつミスすれば一気におじゃんになる。
気を引き締めていかねば。ミスしないように…
しかし、3周目に入った段階で心臓はバクバク脚は鉛のように重いし上半身も力入らずダンシングもままならない。


やばい、何とか凌がねば…
いつもなら大体3周回でレース終了なのだけど、今日は4周。
あと丸々1周残っている…
平坦ではすでに後続とじわじわと差を詰められ始めている。地脚の差が出始めたのだ。
でも、まだコーナーは私のほうが速い。なんとかこのまま順位を維持したい…このまま行けば夢の5位だ。自慢できるぞっ!


シケインを超えて奥のコーナーエリア。
『俺はコーナーで勝負だ!』とばかりに飛び込む。


あ、滑った。


ド派手に転倒。スッテンコロリン。


やってしまった、この状況でやっちゃいけない大ミス。
地面に転がった体を起こして、自転車を立ち上げる、走る、飛び乗るっ!


ペダルキャッチができねぇーーー
ペダルどこだ!!!!


などワタワタしてる間に後ろについてた集団に抜かれてしまった…
ざっと5人は抜かれたか?


オワタ…オワタ…
オワタ…オワタ…


すっかり集中力が途切れてしまったのと疲弊も伴って前行く選手に追いつく力がなく、4周目を迎える。


なんどか、気分を持ち直してペダルを再度踏み込む。
あと2人、できれば3人抜けばまたシングルに返り咲ける。
ほかの選手も疲れてる!いける!俺!いける!
っと叱咤してみるものの体は正直で結局浮き上がることなくゴールを迎える。


敗因:欲こいて一か八かのスピードで処理してしまったこと。


はぁ…順当に行けば5位…いや多分7位くらいには収まれたはずなんだけどな。


12/36位 32分09秒  走行%:95% 順位%:33%


今回の泥模様。

いつものカエル守は忘れてしまったのでシートポストで。
…あ、もしかしてカエル守がなかったからこんな低鱈苦になったのか?


京都府福知山市 由良川河川敷
最寄駅:福知山
駅から:3km
屋根:なし(高架橋あり)
電車:始発0555出発→820福知山着
気温:朝 度 昼7度
水場:小川、手押しポンプのみ。水道なし。


小川で泥だらけの自転車を洗う選手たち。


さて、次は1週あけて丹波
丹波は砂利と激坂なので私好みではないステージなのでシングルは望めないだろうなぁ…