パリまであとなんコギ

交通事故にて頸椎骨折し障害を得たリカンベント乗りが再びパリ・ブレスト・パリを完走するまでの記録(予定)

鈴鹿エンデューロ春SP 3時間ミニ/リカンベント 雨雨雨

今年で…5回目の参加となった鈴鹿エンデューロ
お天気予報は梅雨&台風の接近の為雨。
今まで一度も雨コンディションで鈴鹿サーキットを走ったことはない。
ブルベ始める前ならばDNSしてたところだろうけど、いまや雨天走行するのに気後れすることはない!


スタートは10時だからそれまでに受付を済ませればよいのだけれども、今回は雨ということもあり試走しておいたほうが良いだろうとのことで6時に会場入り。


41番ピットに陣を張る為に受付すませて移動。
すでに壁際は占領されている…
!?!? Baronが居る!!!
うおぉおう、こんな雨でも走ろうというツワモノ(変態)が!!


ご挨拶をしていろいろ話をしてみる。このRさん、今度の比叡山ヒルクライムにもBaronで走るそうな。
うーむ、コレは良い変態さん。是非こっちの世界に引き込まねばwww


すこし遅れてLくんが合流。
今回は私含めて3台の出走となった。


走る準備をして試走。ウェットコンディションがどれくらい路面に影響を及ぼしてるのか…雨の鈴鹿はスリッピーと言われたが…
スタートからシケインを超えてスプーンカーブまでは登り基調。相変わらずしんどいなぁ〜
下ってヘアピンカーブ。もう、ぱっと見ただけで危ないのがわかる。
いつもならスピードを殺さずコーナを切り裂くように抜けていくが、ゆるりゆるりと。
さらに下って左直角のデグナーカーブ。デグナーから先はちょっとした上りになってるのでヘアピンからの下りのスピードを繋げてロスを少なくするのが慣用。
いつもは60km近くで突っ込んで90度カーブ。縦にかかるGを感じながらコーナを抜けていく。この縦にかかるGが気持ちええのよね。


ということで、スピードはたぶん45km/hくらいでカーブに入る。
周りに試走者が居なかったので、アウトインアウトで!!
気持ちいい! ひゃっほ!!!!!!!!


ガシャン! ズザーーーー!!!!
嗚呼なんだか車体が削れている音がしますよ?
見事にフロントが抜けて落車、冷凍マグロのようにコースを滑る。


ぎゃぁ!恥ずかしい!!と思いつつ自転車拾い上げてコーナ脇へ。
幸いに周囲に試走者が居なかったので巻き込み発生しなかった、不幸中の幸い。
体のダメージをチェックすると左ひじを打ち付けて擦り傷が出来てるだけ。そのほかはまったくなんともなし。
車体はシート左脇のボトルケージがへしゃげて破損、車体とシートの若干の削れのみ。
うん、大きな問題はなし。大丈夫。


しかし、車高の低いリカンベントだからこんなダメージですんだけど、ロードだったらと思うと恐ろしい。たぶんロードだと脚、腰、肩、腕、頭この辺りへのダメージは免れないだろう。下手すると頭かち割れる。
ローレーサだと40cmほどの高さから、ロードだと90cmほどの高さから地面に叩きつけられるわけだけどこの高さの差を見ただけでもダメージの差は明らか。
ロードだとまさに落ちるという表現の落車はぴったり。ローレーサだと落ちるというか倒れる感じだね、倒車?
おまけにシートが腰周りをある程度ガードしてくれる。肘の怪我は恐らく倒れるときに肘を無意識に突っ張ってしまった為だとおもわれるが、脇をしめておけば肘も怪我しなかったのでないか?
そう考えると本当にリカンベントって素晴らしい乗り物だ。
速い、楽、安全、楽しい、カッコイイ!!


この転倒によりカーブが怖くなり高速で突っ込めなくなった。
デグナーカーブ超えてからのダンロップ、S字、第1コーナ、第2コーナはリカンベントの長所が生きる下り。
でもカーブが怖くてスピードが乗せられない。
どれくらいの遅さかというと、一般的なロードバイク並みの速さ。
ここは登りで抜かれたロードとの差を詰めてホームストレートの登り用の貯金をつくる箇所なのに。


その後2周試走をして、本番までバザールを眺めたりマッタリと待機。


そして3時間エンデューロのスタート、雨は止む気配を見せないがパラパラと小降りにはなってる。
リカンベント3台並んでスタート。


Lくんがグングン登っていって見えなくなる。
さすが葡萄峠を頻繁に登ってるだけはある。


先は長いので私は無理せずマイペースで。
今回は3時間なので、心拍80%を目安に走る。
1周目のラップは10:33…ドライコンディションだった昨年から1分遅れ。
結構差が開くのね…


一時間ほど走った辺りでLくんの姿が見えてきた。
追いついて華麗に抜き去った!と思ったら喰らいついてくる!
しかも抜き返された(笑


おっちゃんまだまだ若いもんには負けんで!と更に抜き返し。
ふぅ、疲れた…


しかし、周回するたびびヘアピンやデグナーカーブで何らかのトラブルで路肩に止まっているバイクが。恐らく落車しまくってるんだろうなこれ。
試走で残念ながら私も落車したけど、身をもってコーナの怖さを知ることが出来たし本番で落車することがなかったので、不幸中の幸いだな。
試走でこけといてよかった…


2時間を過ぎた辺りで無性にお腹がすきはじめる。
不要かな?と思いつつも搭載しておいたブラックサンダーをモシャモシャと食べる。
30分後、また腹がへる。残り2つのブラックサンダーも食べつくしてしまった。
途中Lくんをラップ。えらいペースが落ちてたので、聞いてみたらばハンガーノックとのこと。
たかだか3時間距離にして100kmも走らないから腹減りに関しては私も大丈夫だろうとタカをくくってたが、雨のせいでエネルギー消費量が高くなってた模様。
疲れがでるのも早くて8周目辺りからばて始めじりじりと周回タイムが伸びてきて最終的には12分ほどになった。
小径車軍団に打ち勝つには、もっと鍛えねば。
ってかこんな10分程度の間に上って下ってのインターバル的な練習なんてしてないから後半脚が回らなくなるのよね。秋は頑張ろう。


最終周回、やっと終わりやと思いつつ気をぬいてホームストレートを登ってたら背後からロードにのったAさんがっ!
やっと追いついた、などといいながら軽やかに登っていきはりました…
最後の最後で、く…悔しい(笑
テグナーカーブを超えての下り区間で追いかける!
S字辺りで捕まえて抜き去る。あとは、ホームストレートの登りをなんとか凌げれば!!
目を白黒させながら、ペダルをフミフミ。なんとか逃げ切れた。ロードに負けてはいかんのですよ。


ゴール後、着順の放送を聴いてるとなんと4位!
ああああああ、あと1個でポディウムに乗れたのに!
きぃいいい悔しい!3位との差は…3分。おおよそ1.5kmの差か…


total
走行距離 98.2km(?)
平均速度(全体) 31.7km/h
平均速度(メータ読み) 31.7km/h
総時間 3時間5分
移動時間 3時間5分
獲得標高 228m
最高速度 56.6km/h

平均気温: 15.9 °C
毎分気温: 15.0 °C
最高気温: 17.0 °C



レースが終わり、撤収準備。

私は輪行だけど…
どうも走り足りないと感じたのと、濡れた車体を輪行するのが面倒に感じられたので自走で帰ることに。
家まで100kmほどだしね。
亀山にでて1号線〜25号〜163号で清滝峠を超えて帰宅。
距離的には200kmだけど、雨のせいで疲れた…