パリまであとなんコギ

交通事故にて頸椎骨折し障害を得たリカンベント乗りが再びパリ・ブレスト・パリを完走するまでの記録(予定)

BRM526 中部600 ハイレーサーでちょっと砂丘まで

Heaven Weekの記事が書き終わってない(略


さて、今回は久々の中部へ遠征ブルベ。
コースは一宮をスタートして鳥取砂丘にデンしてまた戻ってくる『Let's go TSD』
往路
http://yahoo.jp/i32bUD
復路
http://yahoo.jp/CxhCaV

獲得標高は4500m程度で一番高いところはハチ北の400mくらいで走行距離から考えると坂が多いというわけでもない。
中部にしては難度が低いような…
というか、今回が2度目の中部ブルベ。1回目が2010年のBRM501野麦峠往復だったから比較対象が悪いのかもしれない。しかも人生初の600だったし。

通常遠征ブルベをするときはアップライト系のバイクを使用していた。
リカンベントだと輪行をするときの電車移動が面倒なのだ。とくに往路は通勤帰宅ラッシュ時間帯にあたる場合も多々あるため、巨大なリカンベントを持ち運ぶのは非常に迷惑。
また、ブルベ終わって帰る時も迅速に行動しないと終電に間に合わないなどなどの可能性もあるので輪行が楽なロードか小径車を使用していた。

ただ、先般のヘブンウィークなどは走行距離が長いので輪行の手間と走行の楽さを秤にかけてリカンベントを持っていったり。
さて、今回のブルベはどのバイクを使用しようか?選択肢は5つ。

1.600km未経験のロードバイク
2.600km未経験のリカンベントハイレーサー
3.600km未経験のトライク
4.600km経験済のポケットロケット
5.超鉄板のリカンベントローレーサー

今年のテーマは新たな挑戦だから、1,2,3が候補だけど3は残念ながらまだ輪行方法が確立されてないため却下。となると1と2のどっちか。
『ロードかリカンベントかどっち?』と尋ねられるとそらまぁ『リカンベント』と答えざるを得ないわけで。


ということで、今回の使用バイクはリカンベント、ハイレーサータイプのRans F5 Pro。

前後700cホイールを履いたハイレーサーのF5 Proの特性としては
1.ローレーサーよりも前面投影面積が大きいため、空力特性が弱い。
2.リカンベントにしては比較的重量が軽い。
4.チェーンラインが素直なので、電動効率がよい。
5.2と3の効果で登坂が若干楽。
6.車高が高いので車からの被視認性が高い。

個人的な速度の違いとしてはこんな感じかな?

平地:ロー>ハイ≒ロード>トライク
下り:ロー>>ハイ>ロード≒トライク
向かい風:ロー>トライク>ハイ≒ロード
登坂:ロード>>ハイ>ロー>トライク


F5 Proをブルベで使用したのは2010年のBRM424 400km 泉佐野以来。
そのブルベではポジション調整に失敗して右膝を痛めてしまいドエライ目にあったのだけど…
さて、今回はどうなることやら。


天気予報によると天候は晴れ〜曇で雨は降らない模様。
気温は大体26度〜14度くらいだったか?

ジャージは日中は夏ジャージにUVアームとレッグカバー、夜対策としてアームとレッグのウォーマとベスト、ウィンドブレーカとバフウォーマ。

ホイールは前:32hのハブダイナモ 後:36hの手組。今回はディスクホイールなんて身の丈に合わないアイテムは使わない方向で(笑
タイヤはMassa T2301とパナのツアラーのコンビネーション。いや、特に深い意味は無くてついてるのをそのまま使っただけなのですけどね。



さて、前置きが長くなりましたが。2度の中部ブルベ、始まります。



〇スタート〜PC1 浅井 52km

スタート時刻は5時。とても朝早い。
4時30分にはブリーフィングがあるので〜と逆算して朝3時起き。
朝3時って、普段の夜更かししたときの就寝時刻やん?
早めに床に入ってはみたが、目が覚めてのすっきり感はない状態で光明寺公園へ移動を開始。

PBP以来の方やいつもお会いする方やらにご挨拶して、ブリーフィング、車検後出走。

大垣の市街は信号連発でストップ&ゴーの連続。
う…うぅ…ハイレーサーはストップ&ゴー苦手なんですが…
車高が高いので止まった時に足着きが悪いのですよね。短い足が恨めしい。

近畿の京都シリーズでおなじみの関ヶ原を超えてPC1へ。
ささっと買い物をすませてリスタート。

PC1からは湖北を通ってマキノ。
マキノと言えばシクロクロスでおなじみの場所だ。
なんとも勝手知ったる道だこと。このままコース外れて南下すれば家に帰れるのだよねっと思いつつ。


途中小浜にて焼き鯖を食べようと思い立ち寄り。

しかし、11時に到着してしまい、開店直後のために焼き鯖がなかった…
仕方ないので嫁さんのお土産用にへしこを購入して、走りだす。

これから480kmほどへしこを積んで走るわけだ。

PC3の東舞鶴にお昼頃到着。
PC3までの区間Aveがなかなかよくってスタート〜PC1が21km/h、PC1〜2が24km/h、PC2〜3が25.3km/h。
さほどアップダウンもないので快走できて貯金ええ按配でたまっていく。
が、今日のコースは619km。19kmのおまけがついてるので約1時間ほどの借金を背負っている状態。
夜の睡眠時間のことを考えると貯金があればあるほどよい。


舞鶴海上自衛隊基地では丁度見学ができる時間帯にあたっていたため、京都400で出来なかった見学をたっぷりっと。
この日は5艦停泊していた。

護衛艦 みねゆき みょうこう
補給艦 ましゅう
ミサイル艦 はやぶさ
支援艦 ひうち

ただ、残念なことに乗艦しての見学はできなくて岸壁から観るだけだった。
(ちなみに6/2は乗艦できる予定で護衛艦「ひゅうが」が来るらしい!!!)


艦艇好きにはたまらない至福の時間をたっぷりと過ごしたのちに再スタート。
次は福知山を目指す。


しかし、今回のルートは車が非常に多い。いや、車だけなら良いのだけど大型トラックがガンガン通過していく。感覚的に『4台に1台は大型トラック?』みたいな感じ。
おまけに道幅もそんなに広くなくカーブが多いし、トンネルも多い。
こちらとしては非常に抜かれ辛く、車からは抜き辛い状況がつづく。
たしかにブリーフィングでは交通量が多いと言っていたが、これは尋常じゃない。
トラックの運ちゃんも自転車がバラバラと何台も走ってるからきっとイラッと来てるのだろうか、幅寄せされたりすぐ横をすり抜けたり…ちょっとした嫌がらせもありつつ。ちょっと神経をすり減らされる。
こんな状況が600kmのほぼずーっと続いていた。
今回は車からの被視認性の良いハイレーサーだったのでマダましだったが、これがローレーサーやトライクなどの低床マシンだとトラックからの視認性なんて最悪だったろう。
ホンマに今回はハイレーサーにしておいて良かった。


舞鶴を出たあとからアキレス腱に違和感が発生していたのだけど、PC4の福知山到着前からいつものアキレス腱炎が炸裂。
左足と右足両方だ。
でも、この痛みもいつものこと。ふふふ、慣れてるから大丈夫〜



「あいたーーーーーーーーーーーーーーーーー!」


いやいや、今回の痛みはちょっと痛いぞ?
ペダリングするたびにズキズキと、いや踏めないっすよ?これ。
それでもこのアキレス腱の痛みとの付き合いはすでに1年半、なんとかかんとかあまり痛みが出ないペダリングに変更して回す。
しかし、あと400kmか…ちょっと暗雲垂れ込めてきたが、これ以上痛みがひどくなるようならDNFも考えないといけない。さて、どこまでもつか?

PC5養父をでてハチ北からの峠3連に取り掛かる。
258km地点、2つ目の峠の辺りで折り返して来た三船さんとすれ違う。距離差にして約100km。いやーありえんほど速いわ〜
っと思ってたら、15分ほどもしない内に次の後続の人とすれ違い。ハハ、速い人っていっぱいいるのね。羨ましい。

まぁ、私はお気楽ブルベなので、340km地点の湯村温泉にて大休止。

本当は復路で立ち寄れれば良かったのだけど、復路だと温泉の営業時間に間に合わない。
ので、往路でマッタリ。

荒湯を見学して、外湯へ。


お風呂に入ってる時間を利用して、温泉玉子も作る。

汗みずくになった体を洗い流して、湯につかって疲れた体をいやす。
温泉は最高やね。


21時、最後の峠を乗り越えて折り返し地点の鳥取砂丘に到着。
ラスト6くらいの着だったのにはびっくり。みんなどんだけ速いのよ?
というか、今日のブルベはめっちゃ高速コースだからしゃーなしか。


残りは半分、区間Aveは20km/hを超えてる状態なので復路も快適に走れるだろう。


などと思っていたのが甘かったのだけどね。

その2へつづく。