パリまであとなんコギ

交通事故にて頸椎骨折し障害を得たリカンベント乗りが再びパリ・ブレスト・パリを完走するまでの記録(予定)

2012-13 関西シクロ 第9戦 堺 カテ2に昇格、そして洗礼を受ける

前回の希望ヶ丘で班分けの妙と幸運と少しの実力でカテ2(カテゴリー2)へと昇格するなんて望外の喜びがあったわけで、今回の堺ステージは今までのカテ3ではなくカテ2で走ることに。
カテ2にあがると走行時間が10分増えて40分になるので苦しみが増加する、しかも全員カテ3を勝ち抜いてきた選手ばかりでつわもの揃い。
正直私の脚では役者不足では?と思ったりもするが、昇格してしまったからにはがんばって走らにゃならん。

しかし、そうはいうものの今期の目標を達成してしまったことにより若干気が抜けてフワフワな状態。平日の練習は何もせずに週末を迎えるのだった。


土曜、試走に行く。

堺は完全なド平坦で、特別に難しいテクニカルポイントはない。
会場は海に程近いところなので風がきつくて向かい風になるところも。踏んだモン勝ちの地脚勝負なステージ。
平坦は大好きだけどこんなにガチんこ勝負なコースは大嫌い。
休みどころがないんだもの。
三船スクールに参加しいつものようにポイントレッスンを受ける。
2時間ほども走って若干ヘロヘロになりつつ帰宅。
しかし、いつものことながら会場までの道のりが長いこと…
工場エリアが長いねん。


日曜、またしても咳のためにちゃんと眠れず、じゃっかん寝坊。
大慌てで会場へ向かう。
カテ2は朝2番目の出番なので朝の試走は重要だし、あんまり寝坊しすぎたら自分の出番にすら間に合わないという…そんなことなら何時も大寝坊する北神戸とかどないするねんと来期の心配をしたり。
会場ついてささっと試走。
大きくコンディションは変わってない。砂場がしまって走りやすくなってる感じか?
マスター1の観戦をしつつ出走の準備をする。


カテ2に上がったので、これまでの「カテ3での表彰台」から目標を再設定する必要がある。
といても「カテ1に上がる」なんてのはまったく持ってナンセンスなので現実的なところを。
と思ったが、いまひとつカテ2速さがわからないので「真ん中くらいの順位くらいで」などと想定する。
昇格したてで気分が大きくなってるので「俺って速いやん、カテ2でもソコソコ戦えるで」などとまったく根拠のない自信を持ったりしたり。
まぁ、そんな楽観的な思いが実に甘いものだったと思い知ることになるのだけど。



さて、朝9:55カテ2のスタート。
カテ3のようなシード権もないので今回は後方からのスタート。
どうみてもスタート後の砂と林で渋滞するのは目に見えてるので前に上がるのは不可能。
まぁ、2周目あたりから上がれば良いかなどと考える。
レースがスタート、予想通り大渋滞。
林を抜けるあたりで大体半分からちょっと後ろに位置取る感じ。
蚊取り線香エリアを抜けて向かい風のなか森へ。
戻ってきてステップを越えて砂エリアへ入ってシケイン抜けて1周終了。


あれ〜
イメージではじわじわ順位を上げていくはずだけど、逆にじわじわ順位が下がっていく。
みんなこれ速いやん!!!!!!!
それはそうで、前回私は昇格したのだけどカテ3から昇格した6人の中では一番タイムが遅かったのだ。
つまり私はカテ2の中でもかなりの底辺っ!!!
私はおっそいのだ!
嗚呼なんで「半分くらいの順位いけるんじゃね?」とか根拠のない自信をもってたのか。恥ずかしい!恥ずかしい。

せめて着き位置でも良いから前走るグループについていって順位を下げないようにしないと!
と思うも、じりじりと離されていく。コーナ曲がったあとの立ち上がりの加速が違う!向かい風を切り裂いていく速度が違う!
なんもかんもカテ3とは次元が違う!
しかもみんな速い上にミスしない!
コーナで膨らんでロスしたりとか、しないよーーーー!!


こりゃえらいところで走る羽目になったなぁと思いつつ、2周目を終える。
順位は52/59位。
振り向けばほらすぐそこに最後尾。


まずいやん!このままじゃぁ初戦でドンケツとかになるよ。
それはそれでネタとしては美味しいけどリカンベント乗りの意地としては受け入れられない。
コーナリングを攻めて平坦を踏んで、向かい風にもへこたれず…
とがんばるも一向に前の選手を捕まえられる気配がなし。
3周目終わる。リザルトを見るとなぜか39位に上がってるが、そんなに選手を抜いた覚えもないので、何かの間違いだろう。


最後の2周。
このあたりになると前後にいる選手が決まってきてて、競り合う感じ。
私のすぐ5m前に4人くらいの集団がいる。
そろそろ皆が垂れてくるはずだ、アレをパクパクっと喰って上に上がって…
なんて夢想してたら、私のほうが垂れてきた。
さすがカテ2だ、速い、ミスしない、垂れないの3拍子そろってる。
これほんまにキッツイで。と認識も新たに走る。
私のすぐ後ろのに選手がついた。
なんとか引き剥がしたく、向かい風エリアなどでスピードアップするも剥がれない。
そのまま、前に追いつくこともなくむなしく周回を重ねていく。
最終周回。
相変わらず後ろに着かれたまま。
なんどか揺さぶるが落ちない。
いや、私の走力が足りないだけか…
苦手な踏みっぱなしの堺のコース、すでに乳酸溜まりまくって疲労困憊。
コース終盤の砂場エリアを越えて後はシケインのみといったところで後ろの選手が飛びだした!
負けてなるものか!と後ろに着こうと思うも既に私の脚はカサカサの出涸らし。
着いていけるわけもなく、心も折れてそのまま行かれてしまう。
後から思えば、私が意地張って前引きっぱなしにならずに足緩めてあの選手の後ろについて回復するなんて作戦も取れたんだよね。カテ2になると作戦も大切なんだなと思い知る。


こうして、カテ2の猛者どもにケチョンケチョンにやられて何とかゴールを迎える。いつもより走行後の咳は酷いしうえぇええっと戻ってくるのも酷い。
ほんまに火達磨やでぇ…


50/59位 順位%:84% 走行%:91% 5周回


カテ2への昇格があれば降格もある。
今期は上がったばかりなので降格はないのだけど、来期は成績を収めないと降格となってしまう。
残留の条件は

走行%を95%を1回

もしくは

走行%を90%を2回

のどちらかをクリアする必要がある。
トップ選手から90%以内のタイムで走らないとそのカテゴリで走る実力なしとみなされるんだよね。
で、今回の成績というと順位は燦燦たるものでひどい。
でも走行%はなんとか91%になってるので、カテ2の末席にいることはできるくらいの走力はあるようだ。
ひどい目にあったけどもなんとなくホッとする。


正直速い人ばかりで辟易するが、これはこれで楽しい。
今は底辺だからあとは上に這い上がっていくだけ!
練習しようね。
再来週の最終戦桂川も今から楽しみだ。


大阪府堺市 みなと堺グリーン広場
最寄駅:石津川
駅から:6km
電車:0650出発→0730
屋根:なし
水道:なし
気温:朝?度 昼10度


今日の汚れ具合