パリまであとなんコギ

交通事故にて頸椎骨折し障害を得たリカンベント乗りが再びパリ・ブレスト・パリを完走するまでの記録(予定)

ツールド美ヶ原 2017 二枚目への道

『二枚目でありたい』
それは私のテーマであり生きざまだ。
しかしそんな私の意志とは裏腹にこの2年のツールド美ヶ原へのチャレンジは燦々たるもので二枚目なんてほど遠くて三枚目、いやさ四枚目五枚目に至ろうかという低鱈苦。
あゝ、私の一枚目の次はいったいいずこに??


まずはこの2年を振り返ってみよう。
■2015年
ツールド美ヶ原2015 走行道中記 素晴らしき快晴の中のヒルクライム
http://d.hatena.ne.jp/take3-HBR/20150705/1436063565

■2016年
ツールド美ヶ原2016 走行記 史上最大のリカンベントヒルクライム
http://d.hatena.ne.jp/take3-HBR/20160630/1467293681
http://d.hatena.ne.jp/take3-HBR/20160702/1467467654


要約すると2015年は後ろからやってくる女子ジュニアの選手に道を譲ったら側溝に落ちて転倒。
2016年はハンガーノックでおばちゃんから飴玉を奪い取り、レース中にもかかわらず仮眠をとるという素晴らしい三枚目っぷり。


さて、今年ころ面目躍如で二枚目になるのかそれとも二度あることは三度あるでまたしても三枚目に陥るのか?
果たして…!?


今年のキャラバン隊の参加者はえむきゅうさん、まえさん、Dainenさん、私の4人。


朝5時にピックアップしてもらってまえさん→Dainenさんと順々に拾い上げて一路長野県は松本へ。
14時頃(?)ツールド美ヶ原における常宿に到着、受付を済ませる。
渋る3人を誘って劇坂の試走へ。
何度も登った坂なのだけど、今回私が使用するリカンベントは美ヶ原へ初投入となるP-38だ。

P-38の低速の安定性と登坂能力は折り紙付きなのだけど美ヶ原の劇坂を登れることを確認しておきたい。
試走で問題なければ本番に懸案事項なく挑めるしね。
CA2.0で苦戦した劇坂。
P-38では何の苦労もなくすんなりクリア。まったく危なげがない。
素晴らしい。これでレース当日の劇坂区間はなんら恐れることはない。
残る懸案事項はレース中の便意なのだけど、頸椎をやられてから便通の頻度が少なくなっていて便意が来ないときは来ないのだけど来てしまうと踏ん張りがきかないのだ。
もしもレース中に便意が来てしまったら…その不安から前年はハンガーノックに至ったわけだけど今年はハイパーモードで筋肉にスイッチが入った影響はすこぶる便通が良い。なんと一日に3回もスポポポーンと出るのだ。
なんて幸せなことだろうか。


今のところ私の二枚目化を阻害する要素は全くない。
今年こそ三枚目返上だ!!!


レース当日の天気予報がすぐれず雨が降る気配が濃厚。
えむきゅうさんとDainenさんが頻繁に天気予報をチェックして一喜一憂しておられるのをしり目に『カッパ来て走ればええやーーん』と達観している私。


九州でリカンベントでブルベを走られているげんさんとたまたま同じ宿になり、リカンベント談議に花が咲く。
楕円リングやらチェーンチューブやらブレーキやらいろんなリカンベントにまつわるお話をしたのだけど、周りに経験豊富なリカンベント乗りがいないもんだからこんな話ができる人がいなくて〜っと大変喜んでおられた。
ツールド美ヶ原へ来ると普段会うことのない地域のリカンベント乗りの方と交流もできるのがとても喜ばしいことだ。
もっともっといろんな地域からリカベント乗りが集まってくれると楽しいのにね。


晩御飯のあとおっさん4人集まって、お菓子会。


まるで修学旅行のようで楽しい。
そのときにまえさんが面白いことをやらかしたのだけど、詳細はまえさんの日記にゆずるとしよう。


夜22時、就寝。
明日は晴れると良いな。

(後半へつづく)