パリまであとなんコギ

交通事故にて頸椎骨折し障害を得たリカンベント乗りが再びパリ・ブレスト・パリを完走するまでの記録(予定)

皇帝の憂鬱

ブルベでロードを進んで使用しない理由の一つ。
尻が痛いのだ。サドルめっ!


しかし、かたや小径車のポケットロケットでは600kmまでは達成している。
こちらは多少の内腿のすれは発生するものの概ね問題なし。
装着しているサドルはブルックスのB17スタンダード。
やはり育った皮サドルは最高だよ。


というわけで、ブルベに使用するロードバイクRNC7にブルックスの皮サドルを奢りましょう。
奢りましょう。奢ります。奢った。奢らさせてください。お願いします。


と、まぁ我が家にやってくることと相成ったBROOKS B17 IMPERIAL。
皮サドルでお尻に優しく、会陰部分にカットが入っており私の皇帝様を痛みから遠ざけてくれる。
嗚呼大英帝国の英知が詰まったサドルだね。イイネ!


昨年の11月から使用を始めてますが、残念ながら期待したほどは良くなかった。
いや、普通の使い方であればとても良いサドルだとはおもうのだけど、ブルベを前提とした利用だと致命的な問題が…


このサドル、雨に弱いのだ。
いや、皮サドルは全般的に雨に弱もんだ。
ポケットロケットにつけてるB17スタンダードなんて雨振りの中何時間走ったかわからない。
その都度皮が柔らかくなってフニャっとする。でもちゃんと乾かしてあげれば大きく型崩れを起こすことは無い。むしろより尻型に合わせて醸成が進んでいく感じ。


でもインペリアルの場合、中央にカットが入ってるために構造的に弱い。
雨が降って濡れて皮が軟らかくなったりすると、もーーーーたいへん。


インペリアル装着後の初ロングで7時間ほど雨天走行しただけで、元の形が分からないほどに崩れてしまった…
私のメンテが悪かっただけなのかもしれないが。


上から

サイドが膨れているのがお分かりになるでしょうか?


横から

サイドが潰れてトップが凹状になっております。先端と後端はサドルのフレームの金属がはいってるけど、これが尻やら門渡りを攻撃してくる。ボルト回して皮を張ってもすぐゆるゆるに…


前から

トップ面先端のでっぱりが金属フレーム部…
たまにごりっと当たるのだ。タマだけにたまに。


裏から

下側は型崩れを防ぐための皮ひもで補強されてるが、もうデロデロ


とまぁ、型崩れしまくり。
ちなみにデフォの型はこんな感じ。

まったく違うね…これ


型が崩れても尻の形にフィットしていれば皮サドルとしての使命は達成しているんだけど、大きな問題が…


型崩れした結果、中央のカット穴が狭くなってて時々私の皇帝様の皮を挟むのだ!!!!!
なんたることか! 守るべき者が攻撃してどうする!
それでもおまえはインペリアルの守護者か!!!!


今回のフレッシュでも攻撃を受けてイヤーンな状態に時々なっていた。
来期こそはロードで600kmを完走してみたい。
でもこのインペリアルでは、ちょっとねぇ…


雨に降られず型崩れさえしなければよいサドルだったのだがなぁ。
もったいない。


というわけで、次なるサドルをポチットな。