PBP2011 4.0日目再びのルディアックでラーメンを

第4日目　行程　
PC8 ルディアック(782km地点)〜ケディアック(841km)〜PC9 タンテニアック(867km)〜PC10 フージュール(921km)〜PC11 ヴィレンヌ=ラ=ジュエル(1009km)〜PC12 モンターニュオーベルシュ(1090km)

PC8 ルディアック(782km地点)〜ケディアック(841km)〜PC9 タンテニアック(867km)

PC9 タンテニアック(867km)〜PC10 フージュール(921km)

再びのルディアック。深夜1時。
ここまで来たら残りはたった448km。本当に折り返してからはあっという間だよなぁ〜

まぁ、そもそも意識朦朧として覚えてないというのが本当のところか（笑

さて、到着したルディアック、ここにはドロップバッグがある。
復路用のカップラーメンがある。味噌汁もほうじ茶も綺麗なアンダーシャツとジャージもある。
ここで日本の味でリフレッシュ！！

するかーーーーーーーーーぃ！　もうね、そんな余分な時間があったら眠りに充てたい。
飯食うか自転車に乗るか寝るかのどれかしか行動の選択肢はない。

ルディアックで一体何を食べたのか全く覚えがないが、何かを食べて床に寝転んで、合計1時間12分ほど休んだはず。記憶がさだかではないが…

50分の貯金から22分借金が発生し、次のPCへ向けて走り出す。

そして、かねてからの懸案であったアキレス腱の状況。
昨年の四国1000kmで両アキレス腱を痛めて以来、1年越しのアキレス腱の痛み。
何とかならないかと、病院をいくつか訪れた。
最終的に落ち着いたのは福島区の『永久鍼灸整骨院』　http://www.nagahisa-s.com/
ここが一番しっかり診てくれた。鍼を使ってくれるというのもとても気に入った。
PBP2か月前からここに通いつつ、PBP1か月前にはまったく自転車に乗らずアキレス腱を休めた。
その甲斐あってか700km地点まで全く痛みは発生せず。
以前は20kmほど走っても痛くなったりしてたのに、ありがたやありがたや。帰国したらしっかりお礼を言わねば。

しかし、とうとうやってきた左アキレス腱の痛みがさく裂。
したけど、痛みの度合いはマダ軽微。ペダルが踏めないレベルではない。
PBP直前にいじった深めのクリート位置でアキレス腱の可動範囲を少なくしたのが功を奏したのか？
いずれにせよ、まだ走れる。

しかし、貯金時間がなくジリ貧の状況は相変わらず。
オウロノルディアックデムダニジカンスゴサネバコンナコトニハナラナカッタノニ…

夜の丘陵地帯を走る。
眠い。
この時点に至っての頭の中はこんな感じ。

眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い腹減った眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い
眠い眠い眠い胃が気持ち悪い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い
眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い喉乾いた眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い
眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠いフランス女眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い
眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い

そして、とうとう幻覚が見え出す。

・俺の左手前方を常にロンドンの2階建て赤バスが走ってて、フランス女たちが2階から手を振ってる。

・道路上の看板がすべて日本語表示になってる。『ようこそ河童の街へ！』なんて看板も

誰かのように裸の女性がでてこなかったのが残念である。

途中シークレットポイントが現れる。ハンコをもらってすぐに出走（したような、仮眠したような？）。

スポット仮眠したり、「あーゆーおけー？」と声を掛けられたりしつつ走る。
こんな時のソロ走行は辛い…誰かと喋りたい…喋れば目が覚めるのに…

そして夜が明けた。

■24日　08:25　PC9 タンテニアック　867km　62時間55分経過

最悪にふらふらになりながらタンテニアックに到着。この区間のグロスAveは6時間やすんだ往路のルディアックを除いて最低の11.6 km/hだった。
クローズ時刻は8時47分。貯金20分ゲット。
そして行動予定表を確認したら8時28分到着予定だった。
おぉ、予知通りじゃないか。予定ではケディアック辺りで4時間の休眠を取ってる予定だったんだけどね。

ここでもなにかを食べ、仮眠をとったはず。覚えてないけど。

しかし、ここからは待ちわびた日の光が私を照らす。
明るくなれば眠気は自然と引いてくるのだ。

抜けるような青空の下、つぎなるPCフージュールを目指す。