パリまであとなんコギ

交通事故にて頸椎骨折し障害を得たリカンベント乗りが再びパリ・ブレスト・パリを完走するまでの記録(予定)

PBP2011 1日目 私はリカンベントでPBPにチャレンジするのだ。

第1日目 行程 
サンカンタン〜モンターニュオーベルシュ(140km)〜PC1 ヴィレンヌ=ラ=ジュエル(221km地点)


21日朝。6時半にすっきりと目覚め。
おおよそ11時間後にはとうとうPBPの幕開けかと思うと食事が喉を通る通る。
ガッツリと腹いっぱい朝飯を食べる。


自転車装備の最終チェックを行っていると重大事項が発覚。
なんと、今回私がPBPを完走したらなんと『日本人初リカンベントでPBPを走りきった男』になるそうだ。
前回にもリカンベントで走られていた方もいらっしゃる様だが、今回のリカンベントでの参加は私のみ。日本人で一人っきり。オンリーワン。


いやいや、リカンベントほど長距離走行に適したバイクはないはずなのになんでみんなアップライトなバイクなのよ!
まぁ、色物的な目で見られることの多いバイクだから致し方ないのかもしれない。
そんな評価を覆すべくリカンベントで走り回ってる訳ですが、平均的な普通のサラリーマンの私でもリカンベントを使えばPBPも完走できることを証明したいっ!

『日本人初』というタイトルもかかって、プレッシャーは増大していく(笑


軽くお昼ごはんを食べてバイク部屋で睡眠をとる。
今日の夕方からのナイトランに備え、睡眠はタップリと取っておくに越したことはない。


バイクの傍らでゴロンと横になり目を瞑る。
すやすやと…眠れない(汗
どうにも興奮して眠れやしません。


どうせ眠れないなら、とPBPの会場へ移動し雰囲気を楽しむことに。
ホテルから会場までは10km程度。
移動を開始してすぐに感じるこの暑さ。
出国前までの天気予報では最高気温25度程度だったが、こっちへ来てから気温が上がったようで30度ほどもあるし、直射日光が容赦なく突き刺さる。
それでも湿度が低いおかげで不快度は低いが、なんせ暑い。
寒さ対策はバッチリ準備してきたが、暑さ対策は想定外だった。
UVアームとレッグカバー持ってくればよかった。


会場へつき、そろそろ三船さんと近畿の星O君の出走時間だよなぁ〜とぶらぶらしてると居てはりました。なんと、出走グループの最前列。さすがです。

なんでもかなり早い時間からならでたようで、日光にやられてお疲れ気味のようです。
未知の先頭集団でどんな体験をされるのか?走り終わった後の感想が楽しみです
まぁ、あと5日間ほどはお会いすることはないのだろうけど…


リカンベントを含むスペシャルバイクグループの集合時間は16時半から。
集合地点へ降りて行く入り口近くにバイクを止めてたのでとりに行ったら、スペシャルバイクグループの後に出走するロードバイク集団がびっちりと。
君ら並ぶの早すぎやろ、というかリカンベントの図体がでかすぎて移動できん。
困り果てたら、イタリア人が「おい!みんなこのリカンベントを通してやれ!」と声かけてくれた。
いや、たぶんそんな感じのことを言ってたのだと思うが、ありがたいことです。


ぱるどん ぱるどん と言いながら集合地点へ移動。
いやぁ、右も左もリカンベント、トライク、ストリームライナ、タンデムやらほんまにスペシャルバイクばかり。
リカンベント好きとっては思わずよだれが出る光景。

特に目に付いたのがBacchetta軍団。みんなCarbon Aero 2.0に乗ってる。
速そうだ…

そうこうしてるうちにスタートラインへ移動。
いよいよ、私のPBPが始まるっ!!!