パリまであとなんコギ

交通事故にて頸椎骨折し障害を得たリカンベント乗りが再びパリ・ブレスト・パリを完走するまでの記録(予定)

リカンベントにチェーンリングガードを装着する その2

さて、先日の仮組でチェーンリングの脱落防止ピンとチェーンリングガードが干渉してそのまま装着することが出来ないことが分かりました。

リカンベントにチェーンリングガードを装着する
http://d.hatena.ne.jp/take3-HBR/20150830/1440923793


どうするか…?
ピンと切断してしまう?ピンをガードに当たらない高さまで削ってしまう?


いや、それではピンの存在意義が無くなってしまう。
普段チェーンが外側に落ちることはほぼ無いのだけど、このピンは万が一落ちてしまった場合にクランクとの間に落ち込んでチェーンが噛みこまないようにするためのものだ。
これは保険だ、転ばぬ先の杖なのだ。
安全重視の私にとってピンを切断してしまうことはできない。


ではどうするか?
あっ、ガードを削ってしまえばいいのだ。
織田信長も確か言ってたよね。
『当たるなら、削ってしまえチェーンリングガード』っと。



ガードの白い部分がピンに干渉する範囲だ。
ガードの厚みはそこそこあるし範囲が大きいので手作業で削るのは面倒だ。そんな時は人類の英知電動工具グラインダ様の出番だ。

グラインダのスタンドで固定して干渉部分を切り崩す。
そういえば昔工務店でアルバイトしていた時にはグラインダのことをサンダーと呼んでいたのだけど、サンダーってググると研磨工具がヒットするのね。
『んなもんサンダーで飛ばしたらええがな。』
なんて言ってたけど、道具が違うのね。それとも地方によって呼び方がことなるのか?


まぁ、そんなことはどうでも良くって一通り削りましたが、触れると傷つけられるくらいにギザギザになってますね。


お次はドレメル様の出番。
ドレメルは本当にいろんな工作で大活躍してくれていて、買ってよかった工具のNo1だね。

あとは現物合わせで調整していくだけ。


できました。
作業前と作業後を比較すると完全にピンが干渉しなくなっていることが分かります。
さすがはドレメル様。
作業前


作業後



正直ガードを付けた状態は恰好よくはない。ガード付の状態はあまり好きではない。
なんだかスタイルがもっさりするんだよね。
だけども、このリカンベントは街乗り用だ。
主な走行範囲は市街地になる、そうすると歩行者とすれ違う回数も多くなるのでもしものことを考えるとガードがないよりあった方がよい。
万が一ガードなしで人にぶつかったりすると…
ましてそれが子供だったりすると…
子供の顔面はちょうどハイレーサのチェーンリングあたりにあるのだ。
子供の顔面に一生消えない傷を残すのか?いや、傷ならまだしも目を突いて失明させてしまったりしたら…?
格好は悪くなガードがないよりもあった方がよいのは誰もが理解できるだろう。
『俺は注意して走ってるから大丈夫だ』
いや、子供は路地から飛び出してくるよ。絶対に事故らない保証なんてどこにもないのだから…

と、いうことで今回チェーンリングガードを装備することにした。
いや、しかし不細工やな…


まぁ、対人への安全も大事なのだけど一番やりたかったことはコレ。



そう、ガードを装備することによってリカンベントの一番先頭の部分に反射材をつけることができるのだ。
車体の一番前の部分が光を反射することによって夜中の交差点での安全性被視認性が向上する。
とくに暗い信号のない交差点などでは車体の先端のチエーンリング部が光を反射して光っているのと光っていないのとでは格段の違いが出るだろう。


横から


前から



私が車に轢かれたのは暗い信号のない交差点だったから、出来るだけ横からの被視認性を向上させたかったのだ。
これで他人も安心、自身も安全、安心安全度が上がって良いことだよね。

ガードついてると不細工だけど…


とりあえずは反射シールを張り付けているけど、これが不細工度を増している。
最終的には反射スプレーを振ってガード全体が光を反射するようにスッキリさせたいけど、またそれは今後の話。
反射スプレーを振りかけてキャリアを装着して泥除けを調達すればこのリカンベントは『街乗りお買い物リカンベント』としてほぼ完成形になるかな?