ロングホイールベース(LWB)のRans Xstreamについて その2 スペックと良い点悪い点
私のお気に入りのリカンベントであるXstreamの魅力をアピールしたくて記事を書いたのが2015年11月。
あれから筆無精が続いて放置してしました。
楽しみにされていた方申し訳ございません。
タイムリーなことにヤフオクにXstreamの出品がありますね。
この記事を書いてる時点で158入札の146,000円。どこまで伸びるか、Xstream愛好家としてはとても楽しみです。
さて、まずは私の所有しているXstreamの紹介をいたします。
モデルはかなり初期型で少なくとも2011年より前のタイプです。
ですので、現行のモデルとは差異があるかもしれませんのでご了承ください。
フレーム素材:アルミ
全長:2300
ホイールベース:1710
ホイール:650c
BB高:650
シート高:510
落差:140 ※ライダーのシートポジションに依存
重量:12.5kg
■特長
全長2300というは図体の大きいリカンベントの中でもかなりの大きさです。
デカいです。室内保管するとはっきり言って邪魔です。
ただ、前輪を外せば常識的な大きさになります、前輪無しで一般的なロードくらいのサイズになります。
フレームが長い割には重さは12.5kgと思ったよりも軽いです。14〜16kg台が多いリカンベントの中ではむしろ軽量な部類に入るかな?
RansのXstreamはRAAM(アメリカ横断レース)のために開発された自転車でどちらかというとスピードを出して速く遠くへ走るための自転車です。なんでもRansのチームは平坦ではXstreamを使い、登坂ではF5を使用していたとかいなかったとか。この辺りはGoogle先生に聞いてみるといくつか記事が出てくるはずです。
■良い点
格好いい!
一般的なリカンベントと違い前輪が一番前にあり、一般的な自転車の構成とよく似ており一般受けしやすいです。
そのフォルムはアメリカンバイクに通じるものがあり、乗車姿勢が恰好良い(らしいです)。
ホイールが大径の650cなので速度維持が楽、700cよりも小さい650cなので踏み出しや加速が軽い。
チェーンラインが素直なので駆動効率が良い。
車高的にミッドレーサーになるのでそんなに低くなくて非視認性はソコソコ良い。
目線はちょうどドライバーと同じくらいの高さかな?
乗り心地が良い。
アルミフレームの自転車は一般的に乗り心地が硬いと言われていますが、Xstreamの場合は長いフレームが衝撃を吸収してくれているのかとても乗り心地が良いです。それは純正のメッシュのHoagie Seatからカーボンシートに交換した現在でも同じで乗り心地は良いです。
■悪い点
低速では非常にふらついて安定しない。
坂道発進が超苦手。
小回りが効かない。
下りカーブで曲がりにくい。
ポジション出しが難しい。(ハンドル切ると膝に当たる)
乗り心地が良くて速くて恰好良い!
なんてすばらしいXstreamなんでしょう。
でも、人に手放しでお勧めするには問題があって、一番のネガティブは「低速では非常にふらついて安定しない。」なんだよね。
次回Xstreamのウィークポイントに続く(かも?)